「坂道の途中」
朋也たち三年生は進路を決める時期になっていたが、朋也はそれを決めかねていた。渚は大学に進学してもやりたいことが見つからないので就職を希望、朋也は唐突にプレゼントを買ってやると話を逸らそうとしていた
その後、演劇部の部室で進路の話をしていたが何故、そこに智代がいるんでしょう。生徒会長の仕事はどうした?
春原はモデルになって軍団を作る、椋は看護士、杏は幼稚園の先生、ことみは米国へ留学予定。
「あのインパクトのあるヴァイオリンはもう聴けないのか」
こんなことを言ったらことみがヴァイオリンを取り出すのは目に見えているでしょう。それゆえ杏に空気を読むように言われていたし・・・。杏は園児に春原みたいなのがいたら容赦なさそう(^_^;)。
杏は進路が決まらず教師との面談を逃げ回っている朋也の尻を叩くように渚に言うが、様子がおかしく、朋也が彼女の額に手を当てると熱を出していたことが分かり、保健室へ連れて行きそして渚は早退する。
翌日? 朋也が学校に迷い込んだボタンを相手していると、杏が有無を言わさず辞書を投げてくる。朋也がボタンを食べると思ったからだったが、猪鍋って精力がつくらしいから、渚のためにっておい
ボタンだけでは家に帰れず、朋也は飼い主の杏か椋が面倒を見るべきと言うが、杏は体育の授業、椋はボタンをお風呂に入れたとき、お湯の温度が熱すぎて鍋にされると思われて怖がっているからと言う理由で、ボタンの世話を朋也に委ねる。
七つ芸のひとつ・ぬいぐるみ化でボタンを抱っこしながら授業を受けていたが、注目されるのは当然か。確かにフルーツ牛乳1本じゃ割に合わないでしょ。ボタンの残り六つの芸が気になる(^_^;)
朋也は、渚は欠席が長引き、テストも受けていないからまた留年するかもしれないと秋生さんと早苗さんから言われ、渚が卒業できないなら自分も卒業したくないと言う。
秋生さんに「お前は子どもだな」と言われていたが当たり前ですね。朋也の気持ちは分からなくも無いが、それで渚が喜ぶとは思えないですからねえ。
12月24日:渚の誕生日であり、渚の二度目の留年が決まった日。古河家でクリスマスパーティーが開かれる。
こんな私のためにと卑下する渚に、そんなことを言うなおまえはおれたちの大切な家族だと諭す秋生さんはやっぱりいいですね。
時は流れて卒業式。朋也は幸村先生も定年で学校を去ることを知り、演劇部の顧問がいなくなることを心配するが、幸村先生はあの子(渚)はお前たちよりしっかりしているから大丈夫と答える。朋也は幸村先生に自分と春原と引き合わせたのは友達がいればそう簡単に学校をやめないという計算があったからだろと尋ねるが、年だからとはぐらかされてしまう。
真相はどうであれ幸村先生のような良き理解者がいたのは朋也にとっては大きいでしょう。
早苗さんからの呼ばれ方が「岡崎さん」から「朋也さん」に変わって、戸惑う朋也に私たちは家族だからと言っていたが、何か今更と言う感じもしますが。