「あの日と同じ笑顔で」
サッカーをすればカッコいい頃の兄に戻れると考えている芽衣は春原がサッカーをやめた事情を知りながらサッカー部に直談判しにいこうとする。朋也は彼女一人だけでは心配と言うことで自分も一緒に、それと朋也の反対を押し切った渚と3人で行くがけんもほろろ。
体育会系は上下関係が厳しいとよく聞きますけど、生易しいものではなく物凄く理不尽だったのは想像が付きます。見かけによらずと言うのは失礼だが、春原は正義感が強くてそれが裏目に出てしまった形になったんですね。
頼みに行き続けてある日。何でもやるからと言うとボール拾いをやれと言われた芽衣はその通りにするが、 しかしわざとあさっての方向に蹴っておきながら、鈍間とか罵声を浴びせまくる。その後の部員たちの芽衣への態度に我慢の限界を超えた朋也が手を上げようとした時、春原が現れ乱闘になる。
ここでどうなったのか詳しい描写がなかったが気が済んで引き上げたと見るべき?。
その後、朋也と春原が芽衣のことでケンカを始めてしまうが、渚と芽衣が仲裁に入る。翌日、顔を合わせたとき、絆創膏だらけの顔を見てお互い笑い出す。
いつの時代の学園ドラマだと思ってしまった。
結局、芽衣の努力は実を結ばなかったが、でも、あんな部員たちのいるサッカー部に戻っても、いい方向に進まないのは目に見えている。
触れて欲しくない部分に土足で踏み込むような彼らは、他人を理解しようとする早苗さんや有紀寧とは対照的だった。恐らくそこに狙いがあったんでしょう。
それにしても芽衣の窮地に現れた春原は本当に格好よかった。しかし早苗さんを渚のお姉さんだと思い込んだまま「おとうさん。早苗さんが欲しい」と言って、秋生さんにぼこられそうになった春原のほうがらしくていい。
最後はオチが付いてしまいましたけど、前回早苗さんとのデートの件で株が下がったのを挽回できて良かったでしょう。
学生時代の友人は長い付き合いになるというのは共感できます。でも私の場合、年賀状のやり取りだけになっていますが……。